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会社(法人)破産の解決実績〜製造・卸売業、負債総額4,000万円

2017/08/09(水) 15:43:04

日比谷ステーション法律事務所に会社破産(法人)手続きのご依頼を頂きました、負債総額約4,000万円の製造・卸売業の会社(法人)の破産手続きの開始が決定し、代表者の免責許可が決定されました。

業種 製造・卸売業
負債総額 約4,000万円
債権者数 約30名
申立後、代表者にご協力いただいたこと
その他特記事項
  • 経営者が認識していなかった保険の解約返戻金により申立費用を確保した。
  • 代表者が破産申立てに近い時期に不動産を処分し,売却代金を知人等に返済したことについて,破産管財人に事情を説明した。

弁護士による解説

本件会社は主に医療機器の製造・卸売業を営んでいましたが,得意先である医療機関の取引条件が見直されたこと等により,売上が大幅に下がり,事業の継続が困難な見通しとなりましたので,廃業・破産申立てをする方針となりました。

当初,会社の規模等から見積もられる申立費用に対して,会社に残っている現預金がやや心許ない状況でしたが,弁護士が資料を精査するうち,解約返戻金のある保険が見つかったため,これを解約して十分な申立費用を確保することができました。

また,代表者の方が,個人の不動産を破産申立てから近い時期に処分しており,売却代金を知人等に対する借金の返済に宛てていたため,破産管財人から偏頗弁済の該当可能性を指摘されましたが,事情を丁寧に説明することで,否認権を行使されずに済みました。

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