2017/08/13(日) 16:17:57
日比谷ステーション法律事務所に会社破産(法人)手続きのご依頼を頂きました、負債総額約1.3億円の建設業の会社(法人)の破産手続きの開始が決定し、代表者の免責許可が決定されました。
業種 | 建設業 |
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負債総額 | 約1.3億円 |
債権者数 | 約30名 |
申立後、代表者にご協力いただいたこと | |
その他特記事項 |
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弁護士による解説
本件会社は建設業を営んでいましたが,売上の低下及び売掛先の倒産により資金繰りが急激に悪化したため,破産申立てを行うことになりました。
本件会社の本店所在地は東京地方裁判所の管轄外でしたが,税金の滞納があったため,売掛金の差押えを防ぐため直ちに破産開始決定を受ける必要がありましたので,東京地方裁判所に申立てを行い,受理されました。本件会社は仕掛中の現場も抱えていましたので,即日の破産手続開始決定により,破産管財人を通して仕事の完成をするかどうかの判断を早めることもできました。
また,破産申立前に会社が保有する現預金では,申立費用に若干不足する状況でしたので,車両や原材料等を代表者の方に売却してもらいました。破産申立前の資産処分は,不当に会社の財産を流出させたとして管財人から指摘される可能性がありますので注意が必要でしたが,複数の見積りを取る等,慎重に対応してもらうことにより,特に問題とされることはありませんでした。
日比谷ステーション法律事務所
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